スプレッドシートのセル内改行を一括挿入！GASを使った自動処理

セル内の改行挿入したい範囲を選択します。

（B列のみ、B2:B10、シート全体など）

Googleスプレッドシートを開き、メニューの「拡張機能」から「Apps Script」をクリックしてGASエディタを開きます。

function myFunction(){

}

が最初から入っているため、消去して以下のスクリプトを貼り付けます。

スクリプトが2つあるため、2つの.gsファイルに分けて作成します。

スクリプト：セル内の句点（。）の後に改行を挿入

function insertLineBreakAfterPeriod() {
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
  var range = sheet.getActiveRange(); // 選択範囲のみ取得
  var values = range.getValues();

  for (var i = 0; i < values.length; i++) {
    for (var j = 0; j < values[i].length; j++) {
      if (typeof values[i][j] === "string") {
        // 句点「。」の後に改行を入れ、文末の改行は不要
        values[i][j] = values[i][j].replace(/。(?!$)/g, "。\n").trim();
      }
    }
  }

  range.setValues(values);
}

空白行を追加するには？

改行を2回（\n\n）挿入することで、句点の後に1行空ける ことができます。

（スクリプト10行目）

values[i][j] = values[i][j].replace(/。(?!$)/g, "。\n\n");

• 「。」の後に2つの改行（\n\n）を挿入します。

スクリプトを書いたら、好きな名前を付けて保存します。

（例：「セル内_改行挿入」）

スクリプトを実行すると、選択したセルの句点（。）の後に改行を挿入します。

選択した範囲のセル内で、改行挿入されたことを確認します。

メニューから「拡張機能」>「マクロ」>「マクロをインポート」を選択します。

リストから先ほど作成したGASを、「関数を追加」してインポートします。

• セル内_改行挿入：insertLineBreakAfterPeriod

インポートするとマクロが追加されますが、関数名のままでは分かりづらい状態です。

そのため、「拡張機能」>「マクロ」>「マクロを管理」から追加されたマクロの名前を選択します。

追加したマクロの名前をクリックして、わかりやすい名前に変更します。

• removeBlankLinesInSelection　→　セル内_改行挿入

（追加したマクロをショートカットキーとして割り当ても可）

マクロの名前が変更されたことを確認します。

これで「拡張機能」ー「マクロ」から簡単にGASを実行できるようになります。

複数のシートでGASを実行するなど、繰り返し改行挿入を行う時に便利です。