Chromeリモートデスクトップのリモートサポート|画面共有・遠隔操作の方法

パソコンのトラブルや設定のサポートを「遠隔でお願いしたい」「離れた家族や同僚のパソコンを一時的に見てあげたい」と思ったことはありませんか?
そんなときに便利なのが「Chromeリモートデスクトップ」のリモートサポート機能です。
専門知識がなくても、数クリックで画面を共有し、遠隔操作によるサポートが簡単にできます。
本記事では、リモートサポートの概要や使い方についてご紹介します。

リモートサポートでできること
Chromeリモートデスクトップのリモートサポート機能を使うと、以下のことが可能です。
相手のパソコン画面を自分のパソコンに表示し、そのまま遠隔操作できます。
パソコンのトラブルや設定を、現地に行かずに解決できます。
テキストのコピー&ペーストや、ファイル転送も可能です。
Chrome リモートデスクトップには音声通話機能はありませんが、通話アプリと併用することで円滑なサポートが可能です。
Chromeリモートデスクトップでリモートサポートを行う手順
【共通手順】Chromeリモートデスクトップ拡張機能のインストール
リモートサポートを始めるには、まずChromeリモートデスクトップの拡張機能をインストールする必要があります。

「画面を共有」ボタンをクリックして次に進みます。

「この画面を共有」の右下にあるダウンロードボタンをクリックすると、リモート操作を有効にするためのセットアップが始まります。

表示された画面で「Chrome に追加」ボタンをクリックし、Chrome リモートデスクトップ拡張機能をインストールします。

「Chrome に追加」を押した後、インストールの準備が完了します。
画面の案内に従い、「同意してインストール」ボタンをクリックしてください。
表示される利用規約やプライバシーポリシーに同意したうえで、次の手順に進みます。

ダウンロードが完了したら、インストーラー(chromeremotedesktophost などのファイル名)をクリックして実行します。
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示された場合は、「はい」を選択してください。
ここまではサポートを受ける側、サポートする側の共通の手順です。
【サポートを受ける側の手順】
この手順はリモートサポートを受ける側(画面を見てもらいたい側)の操作です。

「この画面を共有」内の右下にある「コードを生成」ボタンをクリックします。
数字の「アクセスコード」が表示されるので、サポートしてもらう相手にこのコードを伝えます。
アクセスコードは一時的なもので、使い捨てです。
また、生成されたコードは5分で期限切れとなるため速やかに伝えます。(口頭、チャットなど)

この画面が表示されたら、サポートしてもらう相手が表示されていることを確認してから、「共有」をクリックしてください。

相手が自分のPC画面を遠隔操作できる状態になります。

操作を終了したい場合は、画面の案内から「共有を停止」ボタンを押します。
【サポートする側の手順】
この手順は、リモートサポートを行う側(相手のPCにアクセスする側)の操作方法です。

Chromeリモートデスクトップにアクセスした後、サポートを受ける人から「アクセスコード」を受け取ります。(口頭やチャットなど)

「別のパソコンに接続」欄の入力ボックスに、受け取ったアクセスコードを入力し、「接続」ボタンを押します。
アクセスコードは有効期限が5分と短いため、発行後はできるだけ早く入力・接続してください。
「接続」ボタンを押すと、相手側にリモート操作のリクエストが送信されます。

「接続」ボタンを押した後、画面は「リモートユーザーが接続を確認するのを待っています…」という状態になります。
サポートを受ける側(画面を共有する側)が、リモートアクセスのリクエストを承認するのを待ちます。
相手(サポートを受ける側)が承認すると、リモートサポートが開始されます。

接続されると、「サポートする側」は相手PCの画面を自分のウィンドウ内に見ることができます。
キーボードやマウスで直接操作でき、相手PCでの操作内容がリアルタイムで反映されます。
サポート終了時は、どちらかが「共有を停止」すればすぐに接続が終了します。
リモートサポートの注意点
- アクセスコードは一時的なもの
アクセスコードは毎回変わります。
使い回しできず、コードの有効期限も5分で短めです。 - 信頼できる人にのみ共有すること
第三者に知られると、不正操作されるリスクがあります。 - 操作許可を必ず確認
接続時は画面の共有を許可する・しないを必ずご自分でご確認ください。
サポートの接続は、サポートを受ける側が「共有(許可)」するまで開始されません。 - サポート中は画面全体が見られる
見せたくないウィンドウやファイルはあらかじめ閉じておくと安心です。 - 終了後は「共有を停止」を忘れずに
サポートが終了したら、必ず「共有を停止」ボタンで切断しましょう。 - Chromeリモートデスクトップに音声通話機能はない
Chromeリモートデスクトップ自体には通話機能はありません。
必要な場合はLINEやZoom、電話などを併用しましょう。
まとめ
Chromeリモートデスクトップのリモートサポート機能を使えば、パソコン初心者のご家族や、遠方の同僚のサポートも安全かつ手軽に行うことができます。
セキュリティやプライバシーに配慮しながら、便利なリモートサポート機能を活用してみてください。

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