GASで作るカスタムメニュー(空白・改行)|選択範囲の行列削除やセル整形をカンタンに

本記事でご紹介するスクリプトは有料です。

これまでに以下の記事で、空白行や空白列の削除、セル内の改行処理などに対応したGASスクリプトをご紹介してきました。

これらのスクリプトはカンタンに実行できますが、複数の処理を使いたい場合、それぞれ個別に貼り付け・実行する必要があり、少し手間がかかります。

そこで今回は、これらの処理を1つの「カスタムメニュー」としてまとめ、スプレッドシート上からクリックだけで実行できるようにしました。

空白行・空白列の削除、セル内改行の削除や挿入といった作業を効率化したい方におすすめのスクリプトです。

👉スクリプトの確認はこちらからどうぞ


目次

完成イメージ

「空白・改行メニュー」の追加でできること

  • 空白行を削除(選択範囲)
  • 空白列を削除(選択範囲)
  • セル内_改行を削除(選択範囲)
  • セル内改行を追加(句点の後)
  • セル内_空白行のみ削除(選択範囲)

スプレッドシートを開くと「空白・改行メニュー」が追加され、5つの操作をカンタンに実行できます。


空白・改行メニューのメリット・デメリット

今回作成した「空白・改行メニュー」には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリットデメリット
面倒な整形作業がクリックだけで完了
スプレッドシートの見やすさが向上
選択範囲だけに適用できるため、柔軟な使い方が可能
スプレッドシートごとにスクリプトの設定が必要
「改行追加」は句点「。」が基準のため他の句読点には未対応

空白・改行メニュー スクリプトの使い方

使用するファイルにスクリプトを一度設定すれば、その後はファイルを開くたびに、上部メニューに「空白・改行メニュー」が自動で表示されます。

STEP
スプレッドシートを開く

編集するスプレッドシートを開きます。

STEP
データ範囲を選択

データが入力されている範囲を選択します。

STEP
GASエディタを開く
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: GAS.png

Googleスプレッドシートを開き、メニューの「拡張機能」から「Apps Script」をクリックしてGASエディタを開きます。

STEP
GASスクリプトの作成

function myFunction(){

}

が最初から入っているため、消去します。

そのあと、「こちら」からスクリプトをコピーして貼り付けてください。

STEP
スクリプトを保存

スクリプトを書いたら、名前を付けて保存します。

(例:「空白・改行メニュー」)

STEP
スプレッドシートを更新(再読み込み)

スプレッドシートの画面に戻り、再読み込みボタン🔃かF5キーでファイルを更新します。

更新後は、スプレッドシートの上部メニューに「空白・改行メニュー」が追加されます。

STEP
メニューから操作を実行

「空白・改行メニュー」から、実行したい操作を選んでクリックします。

空白行を削除(選択範囲)

実行前

実行後

選択した範囲の空白行だけを削除し、行が上に詰められます。

空白列を削除(選択範囲)

実行前

実行後

選択した範囲の空白行だけを削除し、列が左に詰められます。

セル内改行を削除(選択範囲)

実行前

実行後

選択した範囲のセル内改行が削除され、テキストが1行にまとめられます。

セル内改行を追加(句点の後)

実行前

実行後

選択範囲のセル内テキストが、句点(。)ごとに改行されます。

セル内_空白行のみ削除(選択範囲)

実行前

実行後

選択した範囲のセル内で空白行だけ削除し、改行は維持します。


スクリプトの購入はこちら

作業を効率化したい方に向けて、完成版スクリプトをご用意しました。

毎回手動で行うと面倒な移動操作も、この「空白・改行メニュー」スクリプトを使えば、メニューから選ぶだけで完了します。

「空白行や改行の整理をしたいけど、処理ごとにスクリプトを貼るのは面倒」 そんな方におすすめです。

👇以下よりスクリプトをご覧いただけます。


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