Windows標準「Snipping Tool」の便利機能|クイック編集で個人情報を簡単マスキング

「スクリーンショットを共有したいけど、メールアドレスや電話番号などの個人情報を自分でマスキングするのが手間…」と感じたことありませんか?
数が多いと、手作業で全部マスキングするのは大変でミスもしやすくなってしまいます。
そんなときは、Windows標準の「Snipping Tool」に搭載されたクイック編集機能が便利です。
スクリーンショット画像の中から電話番号やメールアドレスを自動で見つけて、マスキングしてくれます。
今回はこのクイック編集機能の使い方をご紹介します。

クイック編集の自動マスキングについて

クイック編集は、Windows 10/11に標準搭載されているスクリーンショットツール「Snipping Tool」内の機能の一つです。
画像内のメールアドレスや電話番号を自動的に認識し、マスキングしたい情報を「ボタン一つ」で黒塗りできます。
これまでの「自分で図形を描く」マスキング作業と比べて時短でき、見落としも防げます。
Snipping Tool の起動はキーボードの Windowsキー + Shift + S
を押すだけで、画面の一部やウィンドウ、全画面をすぐにキャプチャできます。
そこから、撮った画像を「クイック編集」でマスキングします。
クイック編集で自動マスキングする手順

Windowsキー + Shift + S
を押して、Snipping Tool(スニッピングツール)を起動後、切り取りたい範囲を選択します。

「テキストアクション」ボタンをクリックすると、画像内の文字情報を自動認識します。

「クイック編集」メニューから、マスキングしたい項目(メールアドレスや電話番号)にチェックを入れます。

クイック編集ボタンをクリックすると、選択した情報が自動的にマスキングされます。

自動的にメールアドレスなどが黒塗りされているかを確認します。
問題なければ、そのまま画像を保存したり、共有できます。


「すべての編集を削除する」をクリックすると、マスキング前の状態に戻せます。
クイック編集の注意点
- 文字情報が正しく認識されず、マスキングされない場合があります。
画像が不鮮明だったり、文字入力の内容によってはメールアドレスや電話番号が自動で検出されないことがありますそのため、。編集後は画像全体を自分の目で確認し、必要があれば手動でマスキングを追加しておくと安心です。
まとめ
クイック編集の自動マスキングを使えば、スクリーンショットの個人情報もカンタンに隠せます。
ただし、画像や文字の状態によっては一部がうまく隠れないこともあるので、編集後は目視で最終チェックをおすすめします。
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