Googleカレンダー空き時間抽出テンプレート|スプレッドシート × GAS

以前の記事『Googleカレンダーの空き時間を抽出する方法|GASで複数人の共通スケジュールを管理』では、Google Apps Script(GAS)を使って、複数メンバーのカレンダーから共通の空き時間を自動で抽出する方法をご紹介しました。
今回は、スクリプト設定済みでそのまま使えるテンプレートをご用意しました。
カレンダーIDと期間、希望の時間帯・時間間隔を入力するだけで、共通の空き時間を自動抽出できます。
打ち合わせ調整や業務効率化に活用いただけます。
すぐにテンプレートを使われる方は、こちらからダウンロード項目へ移動できます。
テンプレートの特徴

- 複数人のGoogleカレンダーから共通の空き時間を自動で抽出
- 1日の中で調整したい時間帯を設定可能(例:10:00〜18:00)
- 15分、30分など自由に抽出間隔を指定
- 実行ボタン付きでGAS操作がカンタン
- 出力結果は「日付」「空き時間帯」の2列で表示
テンプレートの使い方

下記のテンプレートリンク先からファイルをコピーします。

B1セル以降の行にカレンダーIDを入力します。
複数人分のGoogleカレンダーIDを横にご入力ください。
なお、他の人のカレンダーを取得する場合は、事前に共有設定(アクセス権の付与)が必要です。
Googleカレンダー アクセス権の設定方法

Googleカレンダーを開き、画面右上の設定をクリックします。

左側メニューの「マイカレンダーの設定」を確認し、使用したいカレンダーをクリックします。

カレンダーの詳細設定ページで、下にスクロールしていくと「特定のユーザーまたはグループと共有する」 が表示されます。
その項目内の「ユーザーやグループを追加」をクリックします。

権限レベルを「予定の表示(すべての予定の詳細)」に設定して共有します。

共有されたカレンダーは「他のカレンダー」に追加されます。
共有されているのに表示されていない場合は、以下をお試しください。
- メールで届く共有通知リンクをクリックする
- 「他のカレンダー」ー「 + 」を開くー「カレンダーに登録」ー「カレンダーを追加」-カレンダーIDを入力
カレンダーIDの調べ方

Googleカレンダーを開き、画面右上の設定をクリックします。

左側メニューの「マイカレンダーの設定」を確認し、使用したいカレンダーをクリックします。

カレンダーの詳細設定ページで、下にスクロールしていくと「カレンダーID」 が表示されます。
通常、カレンダーIDは「xxx@gmail.com」形式や「xxxx@group.calendar.google.com」形式です。

B2セルとB3セルに、空き時間を確認したい日付範囲(開始日・終了日)を入力します

B4セルとB5セルに、1日の中で調整対象としたい時間帯を入力します。
(省略可・未入力の場合は終日)
時間帯は文字列形式でご入力ください。(テンプレートは初期設定済みです)
数字のみやスプレッドシートの「時刻形式」のままでは正しく読み取れない場合があります。

B6セルに、抽出したい時間間隔(分単位)を入力します。
例:20 (20分間隔で空き時間を表示)

対象期間の共通の空き時間が一覧で出力されます。
注意事項
- 終日イベントにご注意ください。
「終日」設定の予定があると空き時間の抽出に影響することがあります。
時間指定の予定に変更するか、対象カレンダーを絞ってご利用ください。 - 時間範囲(B4・B5セル)の表示形式は文字列でご入力ください。
空き時間の抽出対象とする時間帯を入力するB4・B5セルは、「文字列形式(10:00 など)」でご入力ください。
「時刻形式」で入力された場合、スクリプト内で意図しない値として処理され、正しい時間が取得できないことがあります。 - 時間間隔(B6セル)は整数(分)でご指定ください。
(例:15、30)
テンプレートのダウンロードはこちら
スクリプト設定済みで、そのまま使えるテンプレートです。
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