Googleスプレッドシートで数行おきに連番を振る方法|関数で自動化して効率アップ

前回の記事では関数を使ってセルに連番を振る方法をご紹介しました。

今回は数行おきに連番を振る方法をご紹介します。

オートフィルを使う方法でもできますが、手動でドラッグするのが面倒な時に今回の関数を使うとすばやく連番を振ることができます。

1行おきや3行おき、5行おきなどで番号を振りたい場合 は、数式を活用することで効率よく処理が可能です。

目次

1行おきに連番を振る方法(1行ずつ空ける)

  • 1行おきに連番が振られる
  • 2行目以降の手動入力は不要で、自動的に設定
  • 範囲を変更すれば、より多くの行にも適用可能

Googleスプレッドシートでは、ARRAYFORMULAMOD 関数を組み合わせることで、1行おきに連番を振ることができます!

A1セルに入力する数式

=ARRAYFORMULA(IF(MOD(ROW(A1:A100)-1, 2) = 0, (ROW(A1:A100)-1)/2 + 1, ""))

数式の説明

ARRAYFORMULA(...)
  • 複数のセルに一括で計算を適用します。(例:A1:A100の範囲)
  • 通常の IF だと1セルだけの計算ですが、これを使うことで複数行に適用可能です。
ROW(A1:A100)-1
  • ROW(A1:A100) は各行の行番号を取得する関数です。
  • -1 をすることで 1行目を「0」、2行目を「1」、3行目を「2」… という形にします。
MOD(ROW(A1:A100)-1, 2) = 0
  • MOD(x, y)「x を y で割った余り」 を求める関数です。
  • MOD(ROW(A1:A100)-1, 2) で、0行目・2行目・4行目…となり、奇数行目に表示されるようにします。
  • 「MODの結果が0の行」= 奇数行に連番を振ります
(ROW(A1:A100)-1)/2 + 1
  • 奇数行のみ処理するため、連番を正しく計算します。
  • 例えば:
    • 1行目 → (0/2) + 1 = 1
    • 3行目 → (2/2) + 1 = 2
    • 5行目 → (4/2) + 1 = 3
    • 7行目 → (6/2) + 1 = 4
  • 結果として、1行おきに 1, 2, 3, 4… と連番が振られます。

応用:任意の行間隔で連番を振る

先ほどの数式を応用して、好きな間隔(3行おき、5行おきなど)で連番を振ることも可能です。

例えば、3行おきに連番を振る場合は、以下のように変更します。

3行おきに連番を振る数式

=ARRAYFORMULA(IF(MOD(ROW(A1:A100)-1, 3) = 0, (ROW(A1:A100)-1)/3 + 1, ""))

3の部分を自由に変更することで、希望の間隔で連番を振ることができます。

(参考)5行おきに連番を振る数式
=ARRAYFORMULA(IF(MOD(ROW(A1:A100)-1, 5) = 0, (ROW(A1:A100)-1)/5 + 1, ""))

まとめ

オートフィルを使わなくても、関数を使って数行おきに連番を振ることができます。

1つのセルに関数を入力するだけなので、オートフィルのドラッグ・コピーでは大変な時に使うと便利です。

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